無料でスペクトラム・アナライザを使ってみよう

スペクトラム・アナライザー(略してスペアナ)を使うことで、自分の声を波形で見ることができます

「あ~~」と地声を出した波形

スペアナの機械を普通に買うと何万~何十万円の出費になりますが、パソコンやスマホアプリなら無料で使えます
そんなに高機能な機械は必要ないです

ま、これを使ったから歌が上手くなるわけではないのですが、自分の声がどの辺の周波数を中心に出てるかを見ると面白いかもしれません
ボーカルよりもPAが勉強する分野ですけどね

これで歌ってみると、100Hz以下や12kHz以上はほとんど歌に関係ないのが分かると思います(レコーディングの場合は12kHz以上の高音も録りますが、ライブやバンド練習では関係なし)
つまり、スタジオでバンド練習するときは、関係ない帯域を下げたほうがハウリングしにくくなります(詳しくは→こちら

他にもスペアナの使い道として、裏声や地声で波形がどう変わるか見る
「あ~い~う~え~お~」と声を出して波形の変化を見る
喉仏を動かして、ハイラリとロウラリでどう変わるか?
あとはマイクの性能の比較とか
自分の声にどんな倍音が含まれているか?とかですね

波形の写真で、一番左に出てる山が「基音」で、それに続いて出る山が「倍音」です
いわゆる良い声は「倍音を多く含む」と言われてます
まぁ「ギャァァ!」みたいな声も倍音含んでますから、結局は機械の波形では「良い声」「悪い声」の判断はなかなかつきません
あまり倍音どうこう気にせず、人間の耳で判断するのが一番良いです
倍音についてはこちらに詳しく書いてます

ちなみに以下の写真は裏声とデスボイスの波形です

裏声。山がハッキリと出ている。音はキレイだが地声のような厚みがない
デスボイス(仮声帯発声)山がノイズのようになっている

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