今回のまとめ
・無理に高いキーを歌っても悪いクセがつく
・キーを下げて歌ったほうが上手く聞こえるし、客もキー下げてることに案外気づかない
・低い声でもテクニックで上手く歌える
高い声を出すために、自分が歌えないキーの曲を無理に歌い続ける・・・
ほとんどの場合、良い結果になりません
声帯閉鎖に力を入れるクセがついて、ハイラリになるクセがついて、そのクセが抜けなくなって・・・みたいな悪循環になります
高い声を出す練習をするなら、地声からの積み重ねが必要です
それを飛ばしていきなり高い声を練習しても、悪い発声方法になる場合が多いです
例えば、「HiBの曲を限界ギリギリで歌う」のと「キーを下げてHiAで余裕をもって歌う」のでは、明らかに後者のほうが上手く聞こえます
しかもキー2つ下げてることなんか、周りは気づきはしません
プロでもライブでキー2つ下げるなんてザラです。客はほとんど気づきません
(さすがに1オクターブ下で歌ったのはズッコケましたが 笑)
苦しそうな声でHiBを「あ~~~~」と出すより、しっかりとした声でHiAを「あ~~~~」と出したほうが、高い声が出てるように聞こえるんです
絶対音感を持ってる人にはバレると思いますが、音程よりも音質のほうが重要だったりします
なので、喉仏のコントロールをして音質をコントロールすることが重要です
ただ、バンドをやってると原曲キーじゃないとダメな場合があります
そんな時は、高くて歌えない部分のメロディをいじって誤魔化せば良いんです。あとは客に歌わせるか(笑)
女性の曲を男性が歌うときは、キーを4つ以上は下げたほうが良いです
「高い声=良い声」ではありません
「低い声は上手く聞こえない」と考えるのは間違いです
低音でもファルセットは使えるわけですから、呼吸の量や感情表現を上手く使えば、とても良い歌い方になります