ウォーミングアップはとても大事です
歌うとき声帯は1秒間に何百回~何千回も振動します
さらに声帯を動かすのは筋肉なので、運動前のようにアップする必要があります
急に歌うと痛める原因にもなりますし、なにより練習効率が悪くなります
私の場合、温まらないと地声から裏声が上手く繋がりません
出るはずの声が出ない。そうすると無理な力が入って、悪い発声になります
ウォームアップのやり方は人それぞれですが、私のやり方を書きます
まずリップロールしながらブラブラと手を振ります。タコみたいに
リップロールを続けながら首周りと腰(腹横筋)をストレッチします
さらにストレッチしながらボーカルフライをやります
(ストレッチと発声を一緒にやるのは、単に面倒だからです)
その後に喉仏を下げるストレッチ。低い声で「ぐっぐっぐっぐ~~」と発声しつつ喉仏を下げます
喉仏がスムーズに下がってくれないと、歌ってて喉が絞まりやすくなります
次に、喉仏を下げた状態で、中低音を地声で歌ってみます
最後に地声から裏声までゆっくり繋いで、ちゃんと声が出るかチェックします
前に説明したケンシロウの真似みたいな感じです「おお~~ぁぁぁああ」
切れ目なく繋がればOK。どこかでブツッと途切れたら、もう少し上記のウォームアップをやります
それでも繋がらない場合は、その繋がらない部分を何回か繰り返し練習します
声帯の調子が悪い日は、どうやっても繋がらないときがあります
そういう時は、それなりの歌い方をするしかないです
例えば、いつもは「地声5:裏声5」くらいのミックスボイスで出せる音が出ないと、そのぶん地声で踏ん張って「地声6:裏声4」になります
するとたいてい音を外します
声帯が乾燥して調子が悪かったり、前日の練習のダメージがあると、声帯の表面が荒れます。荒れるとスムーズに振動しなくなります(酒も悪いらしい)
これは地声よりも裏声に影響します(私の場合ですが)
地声は声帯を大きく振動させるから影響は少ないんですが、裏声は表面だを振動させるので、その表面のコンディションの影響が大きいような気がします
で、裏が出ないなら地声で。となっちゃうんですね
ライブやカラオケの間奏中も、こっそり上記のアップをやると良いです。声が少し回復します
「リップロール」や「喉仏を下げるストレッチ」や「低音ボーカルフライ」が良いです(マイクから離れて声が入らないように注意しましょう)
間奏でガブガブと水を飲む人がいますが、声帯を水が通るわけではないので、たくさん飲んでも意味がありません
もし飲むなら、チビチビと何回もゴックンすると良いかもしれません
物を飲み込むときは喉仏が上下に動くので、それが良いストレッチになるんじゃないかと思ってます
こちらの記事もご覧ください→「喉に良い飲み物」