【動画付き】なぜ高い声が出るのか?良いハイトーンと悪いハイトーン

まずこの声帯の動画をご覧ください(ちょっとグロい映像です)
女性の声帯のようで、男性よりも声帯閉鎖が弱い感じです
高音になるにつれて声帯が伸びて、低い声で縮みます
声帯の間が広がって息が漏れるとファルセットになります
ちなみに、ゆっくり振動してるように見えるのは、振動が早すぎてカメラで撮れないからです。実際は1秒に数百~数千回で高速振動してます

声帯閉鎖のコントロールでも書きましたが、高い声が出る仕組みについて補足します

声帯はギターの弦に例えられますが、人間の喉は管楽器みたいなものです
ただし、ギター弦に例えると説明しやすいので、今回はギター弦をイメージしてください

ギター弦の音程を高くするには3種類の方法があります

1、フレットを押さえる(弦の振動する部分を短くする)
2、弦を引っ張る(弦のテンションを上げて固くする)
3、細い弦に変える(細い物体のほうが振動スピードが上がる)

これを声帯に当てはめると

1、声帯の振動する部分を短くする
2、声帯を引っ張る
3、声帯の振動する部分を薄くする

となります(実際はもっと複雑なのですが、簡略してます)
絵で説明すると

一番左は普通の地声です。全体が大きく振動しています
1の状態は、声帯閉鎖を強めて上半分しか振動してません
2の状態は、声帯を引っ張ってます
3は声帯閉鎖を弱めて声帯の間に空間があります。すると表面の薄い部分しか振動しません。厚いものが振動するより、薄いものが振動したほうが高音が出やすくなります

1~3どれでも高い声を出せるのですが、
1の声は、苦しそうな地声になります
2の声は、声帯閉鎖が弱ければ「フォーーウ」という裏声。閉鎖がほどほどならミックスボイス。閉鎖が強すぎると苦しそうなハイトーンです
3の声は、声帯がストレッチされてれば「フォーーウ」という裏声になり、ストレッチされてなければ低い声のファルセットになります

1の方法はダメです。良い声が出ませんし、負担も大きいです
一部の激しいヘヴィメタルでしか使いません

2と3は裏声です。声帯が伸ばされて、さらに声帯閉鎖が弱まって振動する部分が薄くなるのです

で、地声から裏声の間にあるのがミックスボイスです
地声の状態から声帯を伸ばしつつ(2)、声帯の振動する部分を薄くする(3)
ONとOFFで切り替えるのではなく、その中間の状態があるわけです
まず裏声をしっかり出せるようになったら、地声と裏声を繋いでみましょう
具体的な練習は→こちら

ちなみに、ボイトレ系のサイトで「1の状態でハイトーンを出す」と説明してる所がたくさんあります
絵が間違ってるだけなら良いんですが、レッスン内容も間違ってたりします
プロのトレーナーでも勘違いしてる人がいるので注意しましょう(><)

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