バンドでスタジオ練習する場合のボーカルのミキサーの使い方です
この記事の他にも、ライブでの注意点、マイクの使い方。なども参考にしてください
ミキサーはいろんなメーカーがありますが、だいたい同じような構造です
基本的に分からない場合は、店員さんに聞きましょう
ここに書いてある以外の変なスイッチを押さないように
まずミキサーに繋ぐ前に、スピーカーにマイクを向けないようにマイクスタンドをセッティングしましょう。ハウリング防止です
以下の写真はボーカルが声を出すための簡単なセッティングです
最低限の設定なのでエフェクトの説明は省きます
こんな感じです。大きい画像は→こちら
まず電源スイッチはだいたい裏面にあるのですが、スタジオはONにしっぱなしの所が多いです
マイクを繋ぐ場所は一番上の黒い部分です
必ずボリュームを下げた状態でマイクを繋ぎましょう。でないと「ボン!」とスピーカーを痛める場合があります。抜くときも同様です
このミキサーには8個マイク端子があるので、どれでもOKです
マイクケーブルは両端ともXLR(キャノン)端子の物を使いましょう(普通はマイクもケーブルもスタジオに置いてあるので、自分で買う必要はありません)
↓下の写真のような、カラオケのマイクを繋ぐようなコードで「楽器用」のジャックに繋いではいけません。それだと音が小さくなって、さらに雑音が出ます
マイクを繋いでからGAIN(ゲイン)のツマミを10時~12時(真ん中)くらいまで上げます。これが入力ボリュームで、上げすぎると音が割れます
「ローカット」とか「Hi pass」とか「80Hz」とか「60Hz」とか書いてあったら、それはボーカルに不要な低音をカットするスイッチなのでONにしましょう
まぁ分からなかったら触らなくてもOKです。以下↓のイコライザーでも低音をカットできますので
イコライザー ボーカルに必要ない音域を下げてハウリングを防ぎます
Hiを少し下げます。これはスタジオの状態にもよるのですが、ボリューム上げてもハウリングしないなら真ん中(12時)でもOKです。下げすぎると声の輝きが失われるので、声を出して確認しながら絞っていきます
MIDは真ん中にしときましょう。本当はいろいろ設定できるのですが真ん中にしとけば間違いないです
LOはゼロにしましょう。ハウリング防止に効果的です
PANは左右どちらのスピーカーから音を出すか?です。通常は真ん中にしますが、例えば「片方から出したほうがハウリングしにくい」とか「メインボーカル以外のコーラスの声は片方から出したい」など、状況に合わせて変えることも出来ます
PANの下に、音をON/OFFするスイッチがあります
普通はONにすれば音が出るのですが、機種によってはコレが「ミュート(消音)」スイッチだったりします
ミュートスイッチの場合はONにすると音が消えますので、音を出すならOFFにする必要があります(テレビのリモコンの消音と同じです)
一番下の白いフェーダーを上げて、右下の赤いフェーダーも少しずつ上げます。これもボリュームです
Phantom(ファンタム)と書いてあるスイッチは、マイクケーブルに電流を流すスイッチなので、OFFにします
コンデンサーマイクを使う場合はONにしますが、普通のダイナミックマイクを使う場合はOFFです。スタジオ常設マイクは99%ダイナミックマイクなので、まぁだいたいOFFになってると思います
右側中央にあるグラフィック・イコライザは「まっすぐ」にするか、OFFにします
これが変な形にいじってあると、音のバランスが変になります
キーボードやmp3プレーヤーを繋ぐ端子は、L(左)とR(右)のステレオで入力できるようになってます。このミキサーの写真では1~6チャンネルがモノラルで、7~14は2個ずつペアのステレオになっています
例えば、1にメインボーカル、2にエレアコ、3にコーラス、4にコーラス、7/8にキーボード、11/12にmp3プレーヤー。みたいに使います
前に使った人間が変なセッティングにしてる場合もあるので、おかしいと思ったら店員に聞きましょう。年季のあるスタジオだと、たまに接触不良で壊れてる場合もあります